あの東名阪と札幌!
monobrightのライブに行ってきただよ。
曲名若干ネタバレル(notミミカジル)けどツアーファイナルだから大目に見てね。
今回、まれに見る良番だったため、かなりのベストポジションでいろんなことを見聞きすることができました。
以下、感想を箇条書きで。
- とにかく客層が若い!非常に肩身の狭い思いをするザ・三十路のアダグジ。
- ベッシーホールの花道の対局の2階におじさんおばさんがいて、中にはでーさんに激似の人がいたので絶対ご家族席だなーと思っていたら、やっぱりそうだった。*1
- メンバー登場の際、今回のライブに同行した友人*2の「ボーカル以外カッコいい!何て残念なバンド!」という発言を爆笑しながらたしなめる。ステージまで距離近かったから絶対本人に聞こえてるって!
- 1曲目から「boy」ってアガるわぁー。この曲は大サビの部分のたっきぃのドラムがカッコいいのですよ。
- ていうか、「boy」は桃野がハンドマイクでかなり前に来て歌ってて、そのくねくねした動きを見て同行した友人がキモイキモイ連呼しててそれもまた聞こえるよーと思った。
- さらに、「boy」の間奏で、機材*3を客の方に差し出してクネクネする桃野。
- 「学校」「未完成ライオット」と立て続けにノれる曲が聴けてまさにしやわせ空間。この2曲はまっつんのぐいぐい引っ張る感じのギターのカッコよさ&ところどころ歌う*4のが際立つ。
- この頃にはもう既にでーさんの顔が暑さで真っ赤で汗だくで、まさに気迫迫る赤鬼状態。でも動きがステキで色っぽくてこりゃ惚れるなーと思ったよ。
- そして桃野のMC。「おはようございますじゃなくってただいまー!」って。確かに札幌に戻って来たのだからそうだ。
- さらに仰天MCが。「キスをするときに約束をして、3日前にドキドキして、当日は給食が納豆で、今でも納豆を食べるとその時のことを思い出す。」何で今このタイミングでこの話をするんだよ。ドン引きだよ!
- そしてこの長いMCを華麗にスルーして誰一人として話に割り込むことの無いメンバー。*5かなり笑えるんだが。
- 「夏メロマンティック」は、早さが若干CDよりも遅めだったのが気になったが、この曲って実はでーさんのベースの指の動きがこんなに激しかったのね!と実際に生で見て初めて気がついた。でーさんカッコよす。
- そういえば、「夏メロマンティック」はイントロで鍵盤が入ってたように記憶してるんだけれども、それについてはどのように対応していたんだっけか。ドーパンのHayato方式で誰かが機材をいじってたのかな?嗚呼記憶にございません。あんなに目の前にいたのに気付けていないアダグジに誰か教えてエラい人。
- 「少年 in the sun」「天の河にて」はミニアルバムやシングルのカップリング。ちゃんと買ったりレンタルして聴いていないと盛り上がれない曲もさりげなくセットリストに入れているこの心憎さ。
- 突然下を向いて機材をいじる桃野。正面からではなく頭の上の方から見る角度が一番格好良く見えるボーカルって一体。
- ここで「幽霊」「雲男」。「幽霊」はCDではフェードアウトしてるから、どんな風に終わるのか気になっていたんだけれど、4人で歌って声をかぶせ合ってそのまま「雲男」へなだれ込んでいくという方法。うまく考えたもんだなーと感心。
- 再び桃野のMC。4〜8年前に台風が来た時、と何度も繰り返し言う桃野。期間に微妙な幅があるのは何故か。まぁその台風が来た時に、すごく心配になって実家に電話をしたんだけれども、札幌は台風でも根室は全く影響がなくってむしろ元気か?とか大丈夫?何1人でテンパっちゃってるの?とかその類いのことを言われて家族のありがたさを知った、という感じのMCだった。バンドをやっている時はニートでニーティング、みたいなことを言って*6、そんな時でも家族はがんばってるね、っていつも応援してくれて、という話をしていた。
- 何だかあったかくて良い話なんだけれども、桃野の支離滅裂な話し方でみんなポカーンとなっていた。や、本当に良い話だったんだってば!
- そんな良い話の後、「旅立ちと少年」。この曲を聴くと、すごく札幌の街並みが思い出される。でもアダグジは札幌出身じゃないんだけれども。
- 歌い終わった後のMCで、こんな空気になっちゃって!誰だよこんな空気にしちゃったの!というようなことを桃野が言ったけども、こんな空気にしたのは確実にオメーだからな!とみんなが思っていたに違いない。
- ここ以降、アゲアゲの曲を立て続けに。
- 「WARP」では、間奏の前に一瞬みんなでだるまさんがころんだ的にピタッと動きを止める。「これけっこうつらいからね!」と前に出てきて言う桃野。それを聞いてクスッと一瞬表情を緩めるまっつん。せーの!のかけ声でまた始めるから、と桃野が言うと、客のどこかから「せーの!」とフライングする声。早いから!と桃野にたしなめられる。その後みんなでせーの!のかけ声で演奏再び。
- 「週末アンセム」は前奏の桃野とまっつんのギターの掛け合いが非常に格好良くてテンションがますます上がる。アダグジが個人的に好きな曲の一つ。
- 「バタフライングリップス」は桃野のぐねぐね感がよくあらわれる1曲。歌詞がほとんどシャウトっぽい感じなんだけども盛り上がる。
- 「紅色ver.2」は大サビで全員が歌うところとかが全力感があって若くていいなー!って思う。この曲も好き。あと、でーさんとまっつんが目を合わせてニコッと微笑み合う姿もよかった。
- 「頭の中のSOS」はさすがに彼らの代表曲だけあって最高潮の盛り上がり。後ろを向いて腰を振って踊りながらベースを弾くでーさんの動きが好き。間奏のドラムソロの時にたっきぃにスポットライトがカーッと当たって、おお!アイドルっぽい!さすがタキツバ!と思ったのはここだけの話。
- でも個人的には、この盛り上がりタイムに若干メンバーバテてなかったかい?と思ったわけで。特にまっつん。非常に辛口かもしれんけれども、もうちょっと体力をつけないと、今後、さらにシングルやアルバムをリリースしたりしてワンマンライブの尺が長くなった時に対応できないと思うよ。
- そんなこんなで、桃野MC。「大事な曲を忘れてました!」「この曲が最後です!」いいとものテレフォンみたいに「えー!」という声が聞こえる。
- 「(MCが)長い!」って声が客から聞こえた。その声を「聞こえてるんだよ!!」と拾う桃野に爆笑。
- 「あの透明感と少年」で本編終了。映画「アフタースクール」を思い出しながら聴いていた。
- いったん終了して花道にはける時、でーさんが突如ピックを投げる。アダグジの斜め後ろ方面へ鋭い角度で飛んできてなまらびっくり。
- アンコールでは、最初に桃野だけ登場。
- ステージに上がった瞬間咳き込む桃野に、おじいちゃんかよ!大丈夫か?との声多数。
- 「みんなー!おいでー!」って言う桃野に爆笑。
- その「みんな」が出てきて、メンバー一人一人がご挨拶。でーさんの話すことがカッコイイ。「当たり前のことなんだけど、ここにいるみんなとライブを作ってるから。」って。惚れる。たっきぃは、前に出ろ、と他のメンバーがジェスチャーしてるのにおかまいなしにその場に立ち上がってハンドマイクで喋ったり、座る時にベッシーホールのマンボウにぶつかったりしてて、「タキタニはいつも俺のMCの邪魔をする!」といまいましそうに言う桃野が可笑しくてしょうがない。
- 「デイドリームネイション」と「20th Century Lovers orchestra」でライブ終了。この2曲が聴けて本当にしやわせ。「20th〜」のラストで頭の上でギターを弾くまっつんがカッコエエ。でーさんはベースで撃つ真似ぽいのしてて楽しそうだった。
- メンバーがそれぞれこの日のライブを楽しんでくれたような気がしてこちらも嬉しくなった。
- 客出しは「あの透明感と少年」。みんなそれぞれ口ずさみながらクロークやドリンクの列に並ぶ。
- ドリンクで並んでいる時に、カレーの匂いが。楽屋で食べたのかな。
- 先日、ビークルのチケットで並んだ際にご一緒した方々と再会。こうして人と人との繋がりが増えていくんだなー。嬉しい。
- ベストポジションにいた関係上、わりと最後の方に会場を出たのだけれども、出待ちっぽい人の多さに驚き。これ全部に対応してたらえらい大変だな!と思いながら帰路につく。
- もう1人の同行者とライブの余韻に浸りながら反省会。
- 桃野のMCに対するメンバーの華麗なスルーっぷりにデジャブ感を感じたのは、POLYSICSのライブでも同じような光景を見かけていたからだ、ということが判明。そういやポリTシャツの人もライブで見かけたので、ファン層は限りなくかぶっているのかも。
- そして、見慣れると桃野が格好良く見えるようになるのは、ザ50回転ズが格好良く見えるのと全く同じ原理だなぁということにも話が及んだ。
- あんなに汗をかいているのに、白いポロシャツで乳首が透けないのはなぜだろう?という話も。アンダーシャツをちゃんと着てるか、ニップレスなのか?そこんところは不明。
- 客層は若くて女子ばっかりでした。だからあんまり押されても激しくない。ていうか思ったほど押されなくて快適に踊りながら観ることができました。
- 白ポロ眼鏡男子が何人かいました。コスプレ?前回のツアーの際にも見かけた軍団かな。
- とにかく演奏が一生懸命で、音楽に真正面から向き合ってる気がして、若いっていいなーと思った次第。
- ただ、ところどころで、体力面のこととか、一生懸命すぎて周りがちゃんと聞こえたり見えたりしてるかなとか、うまくやろうと考えすぎて緊張しててはっちゃけきれていない部分があったなとか、おばちゃんはそういうところも気になったのです。
- でも彼らは賢いので、そういう面もきっとわかっていると思う。早く次のライブが観たい。
ちうわけで、非常に心に残るライブでした。
これからもこっそり応援させていただきます。
あー、こんな長い文誰が読むんだよ!と書いてから思った。
追記:MCで思い出したこと。
- どんな流れかは思い出せないけど、勢いで「カンチ、セックスしよっ!」と言う桃野。ただ言ってみたかっただけの可能性が。
- そして、「(ベッシーの出入り口を指差しながら)お前らそこの出口で待ってろ!一人一人頭なでてやるから!」と感謝の気持ちを述べる桃野が愛おしく思えた。*7